2019年8月区民環境委員会視察@久留米市・筑後市1日目

皆さんこんにちは、高島平の内田けんいちろうです。

8月21日〜22日の二日間で、福岡県久留米市と筑後市に視察に行かせて頂いております。

初日は久留米市において久留米シティプラザという複合文化施設を見学させていただきました。

福岡県久留米市久留米シティプラザ

久留米市にある久留米シティプラザは以前は百貨店と空き地だった場所に、複合文化施設として建てられました。

まず見せていただいたのはCボックスというホール。こちらは演劇利用を目的として作られていますが、座席面を平らにすることが可能な為、会議等にも利用が可能とのこと。客席が150名前後と比較的少人数なので、小規模の団体でも利用が可能そうです。

続いて見学させていただいたのが、久留米座。

演劇、舞踊、コンサート用とのことですが、「脇見所を持つ能舞台を設置することで、本格的な能楽を上演することができる」そうです。

和様式を感じさせる内装で、実際に落語などの上演もされるそうです。

この施設で一番大きいザ・グランドホールは、入って圧巻。

客席は4階席まであり、とにかく高さがあります！

こちらは4階から舞台を見下ろした写真です。舞台まで非常に離れているように感じますが、お客さんが入っていないこのような状況では、地声で会話が可能でした。また、高性能なスピーカーが設置されており、ホールのどの場所でも同じように音が聞こえるように設計されているとのことでした。

六角堂広場は大通りと商店街に接しており、自由に出入りが可能となっています。FMラジオ局が入っていたり、イベントが開催されたり、おしゃれで開放的な施設となっています。

この場所もレンタルが可能とのこと。

こちらのカタチの森は外からの撮影になっていますが、室内にあります。床に座って滞在することが出来る場所で、小さなお子様連れの方が多くいらっしゃいました。

久留米シティホールは数億円規模の事業ですが、まだまだ始まったばかりです。

市の方が「劇場というのは赤ん坊と一緒なんです、作っただけでは何もできません。劇場とそこで働く人が一緒になって成長していきます。一度利用された方に、「あーあそこは良かったからまた使おう」と思ってもらえるように、我々もたくさん挑戦して成長して行きたいと思います」と、おっしゃっていたのが印象的でした。

また、この施設は市の施設という側面ももちろんあるため、市民の方の利用の場合は低価格に抑えられています。

文化の成長、成熟のためには、お金だけでは考えられない側面があるのだということを直接見聞きできる素晴らしい機会を頂きました。

次回は2日目の筑後市の記事です。