６週目の育児と、お宮参り。そして南房総市の挑戦に思うこと

今週は娘のお宮参りに行ってきました。

氏神様に、赤ちゃんが無事に成長していることを報告し、健やかな成長を祈る行事です。

たった１か月の成長でさえ大変ありがたく感じる今、改めて子どもの存在の大きさを実感しました。

私と妻も、それぞれ久しぶりに美容室と床屋へ。髪を切ったのは何か月ぶりだろうか…。少しずつ生活のリズムに余裕が出てきて、１〜２時間のオンライン会議は無理なく対応でき、３時間程度の外出なら前日のスケジュール調整でなんとか乗り切れるようになってきました。

短時間ではありますが、いくつかの夏祭りにもご挨拶に伺うことができました。

男性の育児はまだ珍しい？

地域での会話の中で「すいません、このあと育児と夕飯の準備があるので…」と切り上げると、

「何言ってるの、本当に？じゃあ何作るの？」と驚かれることがしばしば。

これまで私が家庭的に見えていなかったのか、男性の育児がまだ浸透していないのか…。笑

せっかくなので、この日の夕飯を紹介します。冷凍庫の整理を兼ねてチョッピーノスープを作りました。冷凍してあったパンと一緒に食べ、翌日は残ったスープにパスタを入れて二度美味しくいただきました。

最近目にした制度で、とても注目したのが千葉県南房総市の「時短勤務育児支援給付金事業」です。

乳幼児期に親子で過ごす時間を確保するために時短勤務を選んだ保護者に対し、収入減少を補う形で給付金を交付するものです。０〜３歳の子どもを育てる家庭が対象で、月額４万円または６万円を上限に補填されます。

育休を取りたいと思っても「収入が下がると暮らしていけない」という声は少なくありません。事前に貯金をして備えられれば理想ですが、現実には難しい家庭も多いはず。そうした中で、自治体が独自の制度を打ち出すことは大変意義があると感じます。

もちろん、限られた予算で行う以上、費用対効果の検証は欠かせません。ですが「乳幼児期の愛着形成」や「家族と過ごす時間」を大切にする社会は、人口の維持、地域への愛着、働きながら子育てを続けられる安心感など、多くのプラス効果を生み出すのではないでしょうか。

国の制度を超えて、自治体独自でこうした手厚い支援に踏み込んだ南房総市の姿勢は、本当に素晴らしいと思います。

南房総市の石井裕市長について調べてみると、かつて衆議院議員・浜田幸一代議士の秘書を務めていたとのこと。浜田代議士といえば、1979年、党内が分裂状態になった際に発した有名な言葉があります。

「いいか、断っとくけどな。かわいい子どもたちの時代のために自民党があるっちゅうこと忘れるな。お前らのためにだけに自民党があるんじゃないぞ」

この言葉を、いま自分の胸にも刻みます。

私の任期も残り１年半。子どもたちの未来のために、父親として、そして議員として、できることを全力で尽くしていきます。