生後14日目。仲間のやさしさと、手続きの壁、育児のリアルから。

自宅での子育てが始まって2日目のこと。

区議会・自民党の先輩からLINEメッセージがありました。

「いま、すごく団の雰囲気がよくてね。みんなで順番で“内田便”をつくって、内田さんのところまで役所に届いた手紙や書類を定期的に届けることになったんだよ！」

その瞬間、胸が熱くなりました。

政党内の関係は、時に立場や意見の違いもある中で、お互いを支え合う関係が築けていること。

「仲間」という言葉をあえて使いたくなるほどの、やさしさと温かさ。

妻に伝えたら、ふたりで涙ぐみながら感謝の気持ちを分かち合いました。

先日、板橋区に出生届を提出しました。

その際、事前に「書かない窓口」システムを利用してみたのですが、

これは板橋区本庁舎でのみ使えるとのことで、赤塚支所では対応していませんでした。

現場の方は申し訳なさそうに案内してくださいましたが、謝る必要はありません。

せっかくの便利な仕組みだからこそ、支所にも横展開すべきではないでしょうか。

また、名前の届け出では、漢字一文字ごとに本棚から辞書のような冊子を取り出し、

1ページずつ手作業で確認していただくという手順に少し驚きました。

戸籍法では「常用平易な文字」を使うことが定められており、法務省のサイトでも検索できます。

職員の方が1文字ずつ栞を挟んで丁寧に確認してくださった姿勢には頭が下がりますが、

デジタル化とのギャップを感じざるを得ませんでした。

子どもが生まれると、想像以上に多くの手続きが待っています。

私がこの2週間で対応したものだけでも──

制度自体は整っていても、「どこで・なにを・いつまでにやるのか」が非常に分かりづらく、

普段行政に関わっている自分でも一つひとつ確認しながらの対応でした。

ふだん制度の「作り手側」にいるからこそ、届け手続きの煩雑さは見逃せません。

板橋区の「助産師訪問」は、想像以上にありがたい支援でした。

ミルクの量やゲップの出し方に悩んでいた私たちに、

助産師さんが丁寧にアドバイスをしてくださり、心から安心できました。

妻も「聞いてほしかったこと」を話せて、少しほっとした様子。

育児の不安を共有し、専門家の手で受け止めてもらえることの大きさを実感しました。

よく聞かれますが、我が家は実家に頼らず、夫婦ふたりで育児をしています。

また、生まれる6ヶ月ほど前から準備していたのが

「24時間、どちらかが必ず起きている」シフト体制です。

妻には1日6時間以上の睡眠をとってもらえるよう、私も育休をフル活用しながら対応しています。（主に私が深夜帯を担当して午前6時頃まで起きています）

もちろん、楽ではありません。

それでも、ふたりで相談しながらこの体制を選んだことに、今のところ後悔はありません。

この育児スタイルについては、また別の記事で詳しく書いてみたいと思います。

制度のこと、現場のこと、支えてくれる人たちのこと。

どれも、体験して初めて見えてきたことばかりです。

このブログでは、父として・議員としての視点から、

感じたことをそのままの言葉で残していけたらと思っています。

また1週間後、どんな日々が待っているのか。

その時々の「リアル」を、またお届けします。

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