生後9日目。現実の波にのまれながらも、問いは浮かぶ

2025.07.28: 出産・育児

目次 [非表示]

1 【はじめに】思っていた理想と、現実のギャップ
2 【育児の現場から】怒涛の毎日、誕生日に起きたこと
3 【見えてきた課題】深夜の不安と、制度の隙間
4 【議員としての視点】問いを言葉にすることから始めたい
5 【これから】次は役所での手続きへ

【はじめに】思っていた理想と、現実のギャップ

娘が産まれて、9日が過ぎました。

私は「育休中も発信を続け、議員としての視点も持ち続けよう」と思っていましたが、現実は毎日の子育てに追われ、生活の全体像を把握することさえ難しくなっています。

「どれくらい発信できるか、走りながら考えてみよう」と思っていましたが、1週間に1回の振り返りが今の限界かもしれません。

それでも、議員であり父親である自分の役割を果たすため、できる範囲で記録し、問いを残していきたいと思っています。

【育児の現場から】怒涛の毎日、誕生日に起きたこと

妻と娘が退院したのは7月24日。

この日から、父親としての生活が本格的に始まりました。

ミルク、オムツ、睡眠シフト――準備はしていたつもりでした。

私は「夜間対応は自分が全て担う」と決め、初日は朝7時まで一人で対応しました。

翌25日は私の誕生日でした。

妻が「好きなものでも食べてね」と言ってくれたのですが、娘の体調に不安があり、夜には病院へ。幸い大事には至りませんでしたが、帰宅は深夜。寝たのは朝8時ごろだったかと思います。

日々、睡眠と食事の確保すらままならない中で、「母乳に影響するから」となるべく栄養のある食事を作ろうとするのも、時間との戦いです。

【見えてきた課題】深夜の不安と、制度の隙間

子育ては、情報と感情の洪水です。

「なぜ泣くのか？」「この症状は大丈夫なのか？」という不安が常にあり、その一つひとつに答えが出るわけでもありません。

助産師訪問などの支援制度は本当にありがたいと感じています。予約をすれば自宅に来てくださる。

しかし、深夜に困ったとき、すぐ相談できる体制はまだ十分とはいえません。

私は加入している保険会社の24時間医療相談窓口を活用することにしていますが、すべての家庭が利用できるとは限りません。

また、出産費用の支払いの場面では、「出産は自由診療なので保険適用外です」と説明を受けました。

もちろん制度上の仕組みは理解していますし、出産は病気ではないという前提も理解しています。

ただ、命の現場で行われる医療行為を立ち会った直後に、「これは自由診療ですので」と言われると、どこか釈然としないものを感じました。

【議員としての視点】問いを言葉にすることから始めたい

なぜ「不安に寄り添う仕組み」は深夜に届かないのか。

なぜ「命を扱う医療」が自由診療として線引きされているのか。

なぜ「制度の支援」と「現場の負担」が一致しないのか。

制度の隙間にいると、はっきりと見えてくる問いがあります。

それを「体験者」として、私は言葉にしていきたい。

【これから】次は役所での手続きへ

来週は出生届を提出し、各種手続きを行う予定です。

その中で感じたこと、見えてくる改善点があれば、また記録していきます。

調査や政策提案は後からになるかもしれませんが、

今はまず、「現場のリアル」を見逃さず、丁寧に拾い上げておきたいと思っています。

活動報告

生後9日目。現実の波にのまれながらも、問いは浮かぶ