🗳 妊婦は郵送で投票できる？〜制度を調べてみたら、見えてきた課題〜

本日、妻と一緒に参議院選挙の期日前投票に行ってきました。

妻はいま臨月。出産予定日は、7月13日。

これはさすがに当日の投票は難しい、ということで早めに動くことに。

まず向かったのは、なじみのある高島平区民館。

地域行事でも使わせてもらっている、身近な施設です。

…が、案内を見て思わず立ち止まりました。

「この会場での期日前投票は、7月13日（日）から」

…その日、まさに予定日。そりゃ無理だ！

🤔 郵送投票ってできないの？

そう思って、調べてみました。

たしかに「郵便等による不在者投票」という制度はあります。

でも、これが使えるのは、

など、かなり限定的な条件を満たした方のみ。

妊婦というだけでは、制度の対象外なんです。

今回は、妻の体調がよかったので、車で板橋区役所まで移動して投票できました。

ただ、これが当たり前にできるわけじゃない。

車を使えない方、体調がすぐれない方、周囲の支援が受けられない方…。

状況は家庭によって本当にさまざまです。

特に、出産間近の妊婦さんにとっては、数十分の外出がとてつもなく負担になることもある。

それでも制度的には、「動ける前提」で組まれている。

これは現場感覚とズレていると、強く感じました。

投票は、すべての人に保障された権利です。

でも、現実に行使できないなら、それは“あってないようなもの”にもなりかねない。

命がけで出産にのぞもうとしている人が、制度のスキマに取り残されてしまう。

それでいいのか？という思いが、今回の経験を通じて、強く湧いてきました。

妊婦の方が郵送で投票することは、現行制度では原則できません。

今できる選択肢は、以下の通りです。

もうすぐ、うちに赤ちゃんがやってきます。

だからこそ、子育てしやすい社会、そして「声を届けやすい社会」を作ることが、ますます自分ごとになってきました。

現行制度の枠内でできる工夫はしつつ、必要な見直しや改善は、政治の現場からもしっかりと提案していきたいと思います。