台風19号による被害を受けられた方へ。そして、決算調査特別委員会へ。

はじめに、台風19号による被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

このたびの台風は、各地に甚大な被害をもたらし、今もなお、停電が続く地域があります。

被害に遭われた方々へは、謹んでお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

決算調査特別委員会区民環境分科会

こんにちは、高島平の内田けんいちろうです。

2019年10月15日に行われた、決算調査特別委員会区民環境分科会において、決算に関する様々な質問をさせて頂きました。

この日は台風19号が去ってすぐという状況でしたから、各議員から台風に関する質問が飛び交うのではと考えていました。

とはいえ、決算調査も板橋区にとっては重要なことです、台風に関する質問は今後の防災に生かされることを願っておりますし、それ以外の区民環境に関わる質問事項も区民の皆さまにとっては重要な事項ですからしっかりと調査および質問をさせていただきたいと思いながら、私の質問をさせていただきました。

板橋区が一年間、定められた予算をどのように使い、その結果、どうなったか？これを区民の皆さんに代わって調査するのが決算調査特別委員会です。決算の内容は多岐にわたりますので、各常任委員会がその担当ごとに決算調査特別委員会として調査をすることになります。

私は、区民環境委員会ですので、区民環境に関わる調査を行いました。

１．東京都板橋区各会計歳入歳出決算書

２．主要施策の成果

３．監査委員による審査意見書

４．政策経営部財政課会計管理室による決算資料

この４つをベースに。

５．実務実績調書

６．板橋区行政評価

７．平成２９年度（前年度）の決算書

これらの資料を加えて調査をしました。これら以外にも細かな資料要求を行ったり、現地を見に行ったり、関係者の方からお話を聞かせていただきながら自分の質問を準備していきました。

ここ２週間以上、これらの書類を行ったり来たり。決算書や数字にはそこそこ強い方だと思うのですが、やはり初めてのことは勝手がわからず時間がかかってしまいますね。

↑↑それにしてもなかなかの紙の量です。自由の女神像の半分くらいの高さがあります！！

というのは冗談ですが、やっぱりそれでも紙の量が多い。

５円玉４枚ちょっとの高さでしょうか。

一通り目を通しながら、気になるところを掘り下げ、資料をまたいでいる数字と数字の紐付けを行い、わからないところを質問事項として準備しておきます。

１人２０分の持ち時間を×２周、そして予定していた時間が余ったので３周目の質問をさせていただきました。

歳入関係

歳出関係

コミュニティ組織推進費用のうち、研修講演会費用・ホームページ助成・建設補助のそれぞれの内訳、および町会会館建設補助費について。
コミュニティ活動推進経費のコミュニティ活性化事業支援について、今年度の成果が高調であったが、それに伴い、過去の実績にも改めて見直しを行っているか？
地球温暖化防止経費について、緑のカーテン以外の対策をご検討されているか？（断熱塗料の利用検討について）
板橋かたつむり運動推進経費について、普及活動として啓発冊子の作成や出前講座をされたとあります。ゴミを減らしペーパレスが主流になりつつある現代において紙資料を作るのは、利便性や一覧性・視認性の確保を考えた時に、バランスが難しいところではある。平成30年度に板橋区の小学校へタブレット型パソコンが導入されました。小学生向け啓発冊子を作るにあたり、このタブレット型パソコンを活用することは考えられたでしょうか？

今回、自分は初めての決算調査特別委員会でした。そのなかで感じたことを簡潔に示すと２点。

①初当選議員のために「予算に関わらずに決算調査を行っている」
→予算に関わっていないのにも関わらず、決算で質問していることに若干の違和感を感じる。１年目の議員にとっては仕方ないことですが・・・

②歳入については決算書上で読み取れるが、歳出（＝１年間の成果）については決算書から読み取れることは少ない。
→一年間、板橋区の動きをしっかりと見ていなければ、細かなところまで見ることが出来ない。担当所管に質問することである程度の情報は得られるかもしれませんが、本質的なところは見ることが出来ない。

以上のことを感じました。

しかし、決算調査特別委員会終了後、先輩議員である山田たかゆき議員とお話する中で「いろんな人がいろんな目線で質問するから意味があるわけで、１年目の議員だからこそ出来る質問があるんだよ！」とアドバイスを頂きました。

今回僕は、全体的に広く質問しました。そのため時間が足りず、深く掘り下げることが出来なかったことが気がかりです。議員が公に発言できる場は議会や委員会にあるのかもしれませんが、日々、役所の方々とコミュニケーションを取り、関わっていくことが板橋区に貢献することに繋がるのではないかと思いました。