【子育て７週目】仕事と育児、そして支援制度の広がり

今週は監査のために朝から区役所へ。

この日はおばあちゃんのヘルプがない状態で迎えることになりました。出かける前は少し心配もありましたが、区役所の職員の皆さんのご協力もあり、監査を無事終えた後は打ち合わせを３本スムーズに実施。

「子育てどうですか？うちも子どもが三人いて、懐かしいです」

そんな温かい声をかけてもらえて、何だか力をいただきました。

自宅に戻ると、妻が娘の育児をしっかり担ってくれていて、本当にありがたいなと改めて実感します。仕事と家庭、それぞれの現場を支えてくれる人の存在の大きさを噛みしめた一日でした。

子育てと仕事の両立を支える取り組みとして、板橋区では来年４月から「ベビーシッター利用支援事業」が拡充されます。

東京都の補助要件が広がったことを受けて、板橋区の制度も次のように改善されます。

項目	現行	変更後
対象児童	未就学児	未就学児＋障がい児は小学6年生まで
利用上限	児童1人あたり年間144時間多胎児は288時間	児童1人あたり年間144時間多胎児・障がい児・ひとり親家庭は288時間
補助基準額	1時間あたり2,500円夜間は3,500円	変更なし
利用時間帯	24時間365日	変更なし
負担割合	都10/10	変更なし

受付開始は 令和7年10月1日。

広報いたばしや区の公式LINEなどで周知が行われる予定です。

問い合わせ先：子ども家庭総合支援センター支援課管理・サービス調整係（03-5944-2371）

街に出ると「最近顔を見ないね」と声をかけられたり、他の議員の皆さんが精力的に活動している様子がSNSに流れてくると、正直焦る気持ちもあります。

「自分も動かなければ」という思いは常に頭の中にあります。

けれども、一度決めたからには、まずは３か月の育休をやりきること。

これは単に「家庭の事情で休む」ということではなく、父親として本気で子育てに向き合う時間を持つということです。

議員という立場上、どうしても「地域の活動を休んでいいのか」という葛藤はあります。けれど、今しか得られない育児の経験を通じて見えてくる課題や気づきは、机上の議論や資料だけでは絶対に得られないものです。

例えば、夜中の授乳や泣き止まないときの不安、支援制度を利用する時の細かな使い勝手――そうしたリアルな体験を肌で知ることができるからこそ、子育て政策に説得力が生まれると信じています。

だからこそ、この３か月をやりきること自体が、将来の活動の基盤になり、区政や地域に還元できる財産になるはずだと考えています。

どしっと構えているつもりでも、やはり心は揺れる。

それでも――これから同じように育休を取る人が少しでも前向きになれるように、そんな思いも込めてこの記録を残しておきたいと思います。

活動報告