【都市建設委員会（令和2年8月27日・28日）が開催されました】

2020.08.27: 活動

こんにちは、高島平の板橋区議、内田けんいちろうです。

本日、令和２年８月２７日は都市建設委員会が開催されました。

コロナ禍において都市計画や区の施設整備など、大きくお金が動くところはこれまで以上に皆さんの関心事項になっているかと思います。陳情や報告で扱った事業はさらに掘り下げ、取り扱っていない事項についてもしっかりと調査をしていきます。

1 都市建設委員会（令和2年8月27日）運営次第
2 陳情第44号
3 所管事項調査
4 おわりに

都市建設委員会（令和2年8月27日）運営次第

開会宣告
理事者あいさつ
署名委員の指名
陳情審査
＜都市整備部関係＞
陳情第44号大山駅西地区周辺のまちづくりに関する陳情（継続審査分元・9・25受理）
第3項商店街とクロスポイント地区との連携の件
第5項地域コミュニティ活性化施設整備の件
第6項都への地元要望働きかけの件
所管事項調査
（1）（仮称）板橋区都市づくり推進条例案のパブリックコメントの実施結果について
（2）こども動物園草屋根の対応状況について
（3）赤塚植物園農業園の運営状況について
閉会宣告

陳情第44号

陳情第44号は、大山駅西地区周辺のまちづくりに関する陳情でした。この陳情は令和元年9月25日に受理をされたもので、いくつかの項目については判断がされたものの、3項,5項,6項については継続審査となっていたものでした。

陳情第４４号３項「商店街とクロスポイント地区との連携の件」においては９月以降も商店街活性化まちづくり検討会が開催されるということが質疑の中で明らかになりました、商店街とクロスポイント地区の共存共栄の為にしっかりと検討していただきたいと思います。そして、陳情者の「板橋区には商店街とクロスポイント地区を良好に結びつける様々な支援（賑わい創出のためのまちづくりプランの提示等）をしていただきたい」という願意に対しては、上記検討会の中で議論されていくということがわかってきましたので、我が会派は陳情４４号第３項については不採択を主張いたしました。

第５項「地域コミュニティ活性化施設整備の件」についてですが、板橋区では、「公共施設等の整備に関するマスタープラン」を設定し公共施設の適正配置について概況と整備の方向性を明らかにし、適切なコスト管理による計画的な整備と将来需要を見通した最適化に取り組んでいる現状があります。

陳情の中で、東地区にあるような施設が西地区に無いということが触れられていますが、公共施設の適正配置の考えの中で板橋区はマスタープランを設定し進めている中では実現が難しいことと、質疑の中で計画段階ではあるが可能な範囲で皆様の意見を取り入れ街づくりに取り組んでいくということがわかりましたので、我が会派は陳情４４号第５項について不採択を主張いたしました。

最後に第６項「都への地元要望働きかけの件」についてですが、これまでも、板橋区は東京都と情報交換や意見交換をしてきたということが質疑の中でも明らかになりました。また前項の部分でも申し上げましたが、計画については長期に渡り話し合われ、都市計画審議会においても「当該地区の有効活用をすべく」議論検討されてきた経緯もございます。よって我が会派は陳情４４号第６項についても不採択を主張いたしました。

各会派による意見陳述の後、採決を行いました。

結果、陳情44号3,5,6項全て、採択に賛成の委員が少数となり、本陳情は、不採択となりました。

所管事項調査

所管事項調査についてですが、3件の報告がありました。

（1）（仮称）板橋区都市づくり推進条例案のパブリックコメントの実施結果について

板橋区は平成30年3月に策定した区の都市計画の基本方針である「板橋区都市づくりビジョン」の実現に寄与することを目的に、住民、事業者及び行政が各々の役割を持ち、協働の都市づくりを推進する制度として、「（仮称）板橋区都市づくり推進条例」を制定作業を進めてきました。本条例に対し、区民の意見を広く求める為に、パブリックコメントを実施したことから、その実施結果が報告されました。

↓↓ここで募集をしていました↓↓※現在は募集しておりません。

https://www.city.itabashi.tokyo.jp/bousai/toshikeiakku/keikaku/vision/1023119.html

これまでであれば図書館を利用して公表資料の閲覧をおこなっていましたが、コロナによって閉館となっていたために各地域センター18箇所にて行っていた他、Twitterでの告知など、新しい生活環境において出来る限り周知をされていたという事が質疑の中で明らかになりました。

何人に認知されていたか？が大切だと考える

意見を提出された方が11名との報告を受けました。ただ私は、これを持ってただ単純に「少ない！もっと意見を貰えるようにするべきだ！」というのは違うのではないかなと思っています。

①パブリックコメントが実施されていることを認知して答えた人

②パブリックコメントが実施されていることを認知して答えていない人

③パブリックコメントが実施されていることを認知していない人

パブリックコメントを行うにあたり、対象者はこの三者に分けられると思いますが、②と③の人数によっては①の件数の意味が変わってくると考えるからです。

質疑の中で、「今後は何件の方に認知していただけたか、可能な限り数値を把握・分析することでより良いパブリックコメントにしていただきたい」と担当所管へお伝えし、改善していただくという答弁をいただきました。

（2）こども動物園草屋根の対応状況について

リニューアルオープンに向けて準備をしているこども動物園ですが、令和3年1月完全リニューアルオープン予定で工事を進めているという報告を受けました。

暗いニュースが続いていますから、リニューアルオープンされることが非常に楽しみです。

（3）赤塚植物園農業園の運営状況について

板橋区は令和2年5月30日に赤塚五丁目の赤塚植物園隣接地に、主に子どもたちを対象に農業体験の場を提供する「農業園」を増設しました。

https://www.city.itabashi.tokyo.jp/bousai/kouen/kouen/akatsuka/1023454.html

しかし、コロナ禍において様々なイベントが中止となり、赤塚植物園農業園も同様に、予定したプログラムを実施することが出来ない日々が続いておりました。

今後、コロナ感染への安全が確保できた段階でプログラムを予定していたものに戻していくことを考えているものの、それまでは拡大抑制仕様の運営となるそうです。

おわりに

板橋区の各常任委員会では新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、マスクの着用必須。入室時の手指の消毒実施。窓や扉を開け、委員同士の席に間隔を設ける。直接審議に関係のない所管は出席をせず、説明は事前の資料配布で行い、質疑等は簡潔に行うこと。といった特別仕様の体制で運営がされています。

今年に入ってからこのコロナ対策仕様の委員会になり、少しずつではありますが特殊な運営方法にも馴染んできました。これまで以上に、簡潔に議論する為に事前調査を行っていますし、質問や意見を伝える為の準備に力が入っております。

感染防止の為には時間をかけずに簡潔に議論すべしという状況ですから、事前準備で内容の濃度を高める。こういった心構えでこれからも調査・発言してまいります。

活動報告

【都市建設委員会（令和2年8月27日・28日）が開催されました】