【子育て14週目】服より「環境」を整える、という発想転換。

2025.10.27: 出産・育児

今週は、日々の暮らしのなかで小さな気づきがいくつもありました。

外出時のオムツ替え、赤ちゃんの服選び、夜の室温管理、予防接種の現場で感じた地域の変化。ひとつひとつはささやかな出来事ですが、どれも「育児のリアル」を教えてくれるものでした。

1 外出時のオムツ替え。見落としがちな“プライバシー”
2 祖母からのプレゼントが教えてくれた、服と季節のズレ
3 「何を着せるか」より、「どんな環境で眠るか」ではないか？
4 予防接種の会場で感じた、多文化のひろがり
5 ミルクと母乳、“正解”より“調整”
6 お食い初めの準備。行事を「こなす」より「味わう」
7 寝室の段ボール1箱。小さな整理から始める快適環境

外出時のオムツ替え。見落としがちな“プライバシー”

先日、外出先で車の後部座席を使ってオムツ替えをしました。使い慣れたスペースのはずなのに、実際にやってみると、外からの視線が思いのほか気になりました。

そこで、車内に取り付けられるカーテンを調べてみました。設置も簡単で、着替えや授乳のときにも使えそうです。外出育児では「どこで替えるか」だけでなく、「どう安心して替えられるか」という視点も必要です。子どもにとっても、親にとっても、落ち着ける環境を少しずつ整えていきたいと感じました。

祖母からのプレゼントが教えてくれた、服と季節のズレ

今週、祖母から少し大きめの冬服をプレゼントしてもらいました。もらった瞬間はとても嬉しくて、「早く着せたい」と思ったのですが、サイズを見て、ふと考えました。この服がぴったりになるのは、来年の6月ごろ。しかしその頃はもう夏が近づいていて、次の冬にはおそらく小さくなっています。

赤ちゃんの成長の速さを改めて実感しました。「かわいい服を着せたい」と思う気持ちは自然ですが、実際には“季節”と“成長”のタイミングがうまく合わないことも多いのです。この出来事をきっかけに、服を「季節で選ぶ」よりも、「成長に合わせて選ぶ」ほうが現実的だと感じました。

そして、その情報整理は私たちが早めに行い、提示しておくことが大切だと思います。自分たちが購入するときも、祖父母にお願いする際も、事前に伝えておくことで無駄のない準備ができます。ということで、我が家では次のような表を作って整理しました。ぜひ参考にしてみてください。

赤ちゃんの服選びは「いま着られる服」だけでなく、「2か月後を見越した服」を意識するのが良さそうです。我が家では、月齢ごとにだいたいの目安を持つようにしています。

👗 赤ちゃんの月齢×サイズ×季節かんたん目安表

月齢	サイズ目安	季節ごとのポイント
0〜2か月	50〜60	室温を一定に。短肌着＋長肌着で調整。
3〜4か月	60〜70	首すわり前後。重ね着しやすく。
5〜7か月	70	寝返り期。動きやすい薄手素材で。
8〜10か月	70〜80	ハイハイ期。上下セパレートに移行。
11〜13か月	80	歩き始め。通気性重視で。
14〜18か月	80〜90	1歳半ごろ。重ね着で季節調整。
19〜24か月	90〜95	個人差が大きいので試着を目安に。

💡 ポイント

服は「2か月先を見越して」選ぶとちょうどよいです。
季節よりも室温・湿度を優先して調整します。
小物（靴下・帽子・スタイ）はサイズ変化が早いので注意が必要です。

これを我が家に当てはめると、次のようになります。

👗 服サイズ・季節ごとの目安表（2025〜2026）

季節	月齢	サイズ目安	着こなしポイント
🍁 今：秋（10〜11月）	3〜4か月	60〜70	長袖ロンパース中心。重ね着するなら少し大きめOK。
❄️ 冬（12〜2月）	5〜7か月	70	防寒アウター70。室内は薄手ロンパースで調整。
🌸 春（3〜5月）	8〜10か月	70〜80	つなぎから上下セパレートへ。春物は80を見越して準備。
☀️ 夏（6〜8月）	11〜13か月	80	Tシャツ＆ショートパンツ中心。少し大きめ80〜90も◎。
🍂 来年秋（9〜10月）	14〜15か月	80〜90	秋口は80、冬に向けて90も買い足し。長く着られる服が◎。
❄️ 来年冬（11〜翌2月）	16〜19か月	90	アウターやトレーナー90。重ね着しやすいワンサイズ上も検討。

このように整理しておくと、服選びの迷いが減り、プレゼントのすれ違いも少なくなるかなと思っています。

「何を着せるか」より、「どんな環境で眠るか」ではないか？

次の悩みは、夜眠るときの服装。

服の枚数で調整しようとすると、どうしても迷いが生まれます。「とある資料には「◯℃のときには△枚着せましょう」と書いてあるんだけど、どうしたらいいかわからない」との妻からの悩みに対して、考えてみました。

結果。そもそも、その情報の「着せましょう」と言っている布の厚さ、形状、赤ちゃんの体温、部屋の湿度それぞれが一律に示せていないのに、どうして温度と服の枚数でコントロールが出来ると言っているのだろうか？という結論になりました。

そこで「服よりも、室温や湿度を整えるほうが大事なのでは」と考えるようになりました。室温は21〜23度、湿度は50〜60%を目安にコントロールし、その室温湿度に適した服装を決める。こうすることで安定するのではないかという仮説です。

服は基本となるものを一つ決め、あとはエアコンや加湿器で環境を安定させます。そうすることで、赤ちゃんの眠りも安定し、親も安心できると想定し、環境整備をしていくことにしました。

“服で調整”から“空気で調整”へ。少し考え方を変えるだけで、一つ課題解決に向けて進みました。

予防接種の会場で感じた、多文化のひろがり

今週は2回目の予防接種がありました。会場では、外国人の保護者が多く、受付で言葉に苦労している様子も見られました。お父さんが一人で連れてきている家庭もあり、地域の育児の風景が少しずつ変化していることを感じました。

板橋区でも確実に多文化化が進んでいます。医療現場や子育て支援の場で、言葉の壁に配慮した仕組みづくりが求められています。誰にとっても安心して受けられる支援であるために、地域として、できる小さなサポートから考えていきたいと思いました。

ミルクと母乳、“正解”より“調整”

一時期、なかなかミルクを飲んでもらえないことから、ミルクを先に飲ませてから母乳を与える方法を試しました。すると、医師から「母乳量が減るかもしれません」との助言があり、もとの順番に戻しました。それでも、最近は母乳をよく飲むようになってきました。もしかすると、気分の問題だったのかもしれません。

また、首の力が少しずつついてきたので、うつ伏せの練習（タミータイム）を再開しました。まだ長くは続きませんが、嫌がらない範囲で一日に何度か取り入れています。できるようになることよりも、「いっしょに練習する時間」を大切にしています。

親としても、焦らず、少しずつ。日々の積み重ねが、きっと大きな成長につながると信じています。また、育児は「正解を探すこと」ではなく、家庭ごとに“ちょうどいい”を探す作業なのだと感じます。試して、観察して、必要に応じて戻す。そんな柔らかな調整を続けていきたいです。

お食い初めの準備。行事を「こなす」より「味わう」

お食い初めの準備も始まりました。記念撮影や食器の手配など、やることはたくさんありますが、「ちゃんとやらなきゃ」ではなく、「みんなで楽しもう」という気持ちで進めています。行事は形式だけでなく、心に残る時間にしたい。写真の中の笑顔が、後から見返したときに家族の思い出になるように。そんなふうに考えながら準備をしています。

寝室の段ボール1箱。小さな整理から始める快適環境

寝室の窓際に置きっぱなしだった段ボールを、ようやく片づけました。「一気に全部片づける」ではなく、「1箱だけ」。この小さな達成感が、次の行動につながります。

赤ちゃんの快適な環境づくりは、大きな改造よりも、日々の小さな整理整頓の積み重ねです。暮らしが整うと、心も少し穏やかになります。そんな実感を、日々の中で少しずつ重ねていきたいと思います。

外出時の工夫から、部屋の空気、地域の変化まで。どれも一見ささいなことですが、確実に「家族の時間」を豊かにしてくれる要素でした。効率ではなく、丁寧さ。完璧ではなく、快適さ。育児を通して、暮らしの優先順位が少しずつ変わっていくのを感じます。来週もまた、少しずつ整えていきたいと思います。

活動報告

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