【子育て12週目】“ひとりでできた”小さな一歩と、頼り方のアップデート

今週は、板橋区の産後サポート事業「2、3か月児の親子の会」に妻と一緒に参加。

わずか30分ほどの会でしたが、児童館という場所の存在を知る良いきっかけになりました。

僕らの世代では、児童館といえば「小学生が放課後に遊びに行く場所」という印象ですが、今の板橋区の児童館は、赤ちゃんとその親が安心して訪れられる場づくりに力を入れているそうです。

職員さんが地域の情報を教えてくれたり、他の親御さんと自然に言葉を交わせたりと、「行ってよかった」と素直に思える場でした。

自宅でこもりがちな日々の中で、「児童館へ行く」という“用事”ができることは、親にとっても大切なきっかけになる。

少し外に出て、人と話して、帰ってくる。

そのわずかな往復のなかに、気持ちのリズムが生まれる気がします。

ちなみに、行くまで「父親の出席率はどんなもんだろう…」と心配していたのですが、この日は６組参加中、３組が夫婦での参加をされていました。

数日後、妻は一人で児童館に出かけていきました。

抱っこひもで娘を胸に、手には母子手帳とタオル。

出発前は「ちょっと緊張するな」と言っていましたが、帰ってきた顔にはどこか自信のようなものがありました。

「思ったより大丈夫だった。他にも同じ月齢の赤ちゃんがいて、話しかけてもらえた」とうれしそうに話してくれました。

たった30分の外出でも、“外の世界とつながれる”という感覚は、親にとって大きな支えになる。

児童館という場所が、子どものためだけでなく、親のための居場所でもあることを実感した週でした。

祖父母サポートの整理も進みました。

入浴前後30分をお願いできるテンプレートを作り、頼む側も気負わず、頼まれる側もわかりやすくする工夫です。

これまでなんとなく口頭でお願いしていた部分を、フォーマット化して可視化するだけで、驚くほどスムーズに動けるようになりました。

「週1回の短時間サポート」という形にするだけで、お互いに負担が減り、気持ちの余裕も生まれます。

家庭の中でも「どこまで自分たちでやるか」「どの部分をお願いするか」を話し合いながら、自立と協力のバランスを探る週になりました。

ここ数日、哺乳瓶の飲みムラが出てきました。

サイズの合わない乳首を嫌がる様子に、「もしかしてMサイズのタイミングかも？」と夫婦で議論。

赤ちゃんはほんの少しの変化にも敏感です。

どんなにマニュアルを読んでも、その日その瞬間を見て判断するしかない。

泣いて、飲んで、笑って。

その一つひとつが、日々の観察記録のように積み重なっています。

今月末には、妻が産後ケア施設を予約予定。

私も「板橋パパ月間」の講座に申し込みました。

お互いに外の世界で新しい刺激を受け、それを家庭に持ち帰って共有する。

その繰り返しが、少しずつ家族の形をつくっていくのだと思います。

活動報告